I  LOVE  YOU

「愛してる」と言ったのは、今から20年もまだ前の頃だったと思う。それが、本心からそう言ったのか、それともその場の状況からそう言ったのか、それは妻に言ったものか、それとも他の女性に言ってしまったのか、その記憶の一片も、今殆ど蘇って来ない。

 

男女の恋愛関係が成立すると、この「愛してる」という語が、二人の関係を確かめ合うシンプルで効果的な言葉として用いられます。「愛してる」と片方が言えば、「私も愛している」ともう一方が応えます。心は満たされ、生きている喜びがこみあげてきます。

 

とまあ純粋な気持ちでの「愛してる」は良いのですが、世の中の男女間においては、面倒臭さからの「愛してる」や下心からの「愛してる」も存在するわけで、両方がそれを認識しているのであれば、割り切った男女関係となるのですが、そうでなければ、片方が大きな傷を負うこととなり、挙句の果てには、とんでも無い結末に至ることも想像出来ます。

 

『愛しているという言葉に罪は無い。その言葉を利用しようとする者に罪があるのだ。』


Celine Dion-I Love You (lyrics) - YouTube