一度食べて二度美味しい『元AKB』

爺ですので、AKBのことはよく知らないのですが、最近、ネットでよく見かけるのが『元AKB』の語。元ですから、AKBに在籍していたのだが、今は違うよ、ということになるのですが、元を付けることによって、なんらかのプラスになると見え、元AKBの誰それと、ご本人もそのことを十分意識した上で名乗っているように思えます。

 

まあ、AKBに限らず、元を活かしている方はけっこういらっしゃるわけで、元国会議員の誰それとか、元何とか局のアナウンサーの誰それとか、利用できるものは何でも利用してやれスタイルがあるわけでして、そういうことからすれば、一度食べて二度美味しいとなるのでは、なかろうかと思うわけです。

 

この爺なんぞは、元平凡な会社員でしかないわけで、元どこそこの会社員でした、と言ったところで、あっそう! ぐらいに流されるわけでして、決して二度美味しくはないわけですから、逆に元どこそこの会社員だったとは、聞かれぬ限りは口にせぬことにしております。

 

しかし、元AKBといったところで、もの凄く名前の売れていた方から、その他大勢レベルの方までいらっしゃるとおもうわけで、名前が売れていた方なら、うんうん、と頷づいて貰えるでしょうが、その他大勢レベルになりますと、ほんまにAKBにいたの? となるような気もするわけですけど、そんな?を帳消しにしてしまうようなものが、このAKBの三文字に秘められているのでしょうね。

 

「今日のお客様は、元AKBの誰それさんです」

「皆さんこんにちわ、元AKBの誰それです」

「キャアー!」

 

またしても元AKBか、ギャアー!