嫌らしさが満々の氷水かぶり

筋萎縮性側索硬化症ALS)の治療研究を支援するチャリティ「Ice BucketChallenge」。このチャリティに水を差すものではないが、一部の人達は、これを面白がり、売名行為に利用している節がある。そもそも、寄付行為は、その主旨に賛同し行うもので、その寄付行為を吹聴するものではないはずだ。

 

氷水をかぶるところをマスコミに宣伝し、うわぁ冷たい、とわざとらしくおどけて見せる。あくまで治療研究の資金集めが主であることは明白で、まともな人間なら、こんなパフォーマンスを見せびらかさずに、黙って財布を取り出すだろう。

 

しかし、この寄付集めのスタイルは、あの幸福の手紙そのものじゃないのか? 相手構わずに3人を指名し、無理矢理巻き込んでいく嫌らしさ。氷水をかぶるか寄付をしろ、と脅迫めいた言い草に胡散臭さが透けて見えたりする。指名された者には身体を悪くしている者もいるだろうし、生活に困窮している者もいるだろう。

 

いつまで、このパフォーマンスが続くか分からないが、真冬の厳寒時が楽しみだ。暑い今だからこそ氷水はかぶれるが、その時どれだけの人が氷水をかぶるか、楽しみこのうえ無い。心臓マヒでぽっくりと逝ったりして!