迷信

迷信に全く関心を持たない人もいれば、迷信をことごとく気にする人もいる。迷信は、ウィキペディアによると、

 

『迷信(めいしん、英語:superstition)とは、人々に信じられていることのうちで、合理的な根拠を欠いているもの。一般的には社会生活をいとなむのに実害があり、道徳に反するような知識や俗信などをこう呼ぶ。様々な俗信のうち、社会生活に実害を及ぼすもの』

 

と述べられていることからすれば、迷信に関心が無い人は、この実害を蒙ったことが無いか、あるいは、その実害が軽微なものであり、実感を得るまでには、至らなかったのかも知れない。

 

ウィキペディアでは、害を前提にしているが、もしこれが実利だったらどうであろうか。近年、パワースポットなるものが取りざたされているが、現実として、パワースポットを訪れることにより、何らかのパワーを得たとの実感があるのであろうか。

 

人間は自分の心を制御しているかのように振舞っているが、実は制御していると錯覚しているのではないだろうか。利害のバンドは広く深く、その一点だけを捉えて、自分がさも何事にも左右されぬとの思い込みがあるのではなかろうか。

 

この、はてなブログにも、いつか迷信が生まれて来るかも知れない。どうせなら、利害を超越した迷信であって欲しい。


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