鉄道模型におけるエポックというものの見方

ドイツの鉄道模型は、ドイツの鉄道の歩みに沿った時代区分を前提にしているのが一般的です。この時代区分をエポック〔"Epoche"〕といい、その区分は、以下の通りとなっています。〔注〕時代区分には諸説があるのであくまで目安とされたし。

 

・EpocheⅠ

   1835年~1920年。開業時から第一次世界大戦頃までを指す。

     国としては運営されず、王国単位で運営されていた。

 

・EpocheⅡ

   1920年~1945年。第一次世界大戦頃から第ニ次世界大戦頃までを指す。

  ドイツ帝国鉄道に統一された。

 

・EpocheⅢ

   1948年~1970年。第ニ次世界大戦頃から1970年頃までを指す。

  東西ドイツ毎に運営された。ドイツ連邦鉄道。

 

・EpocheⅣ

   1970年頃~1990年頃。1970年頃から1990年頃までを指す。

  電気機関車ディーゼル機関車の時代へ入った。

 

・EpocheⅤ

   1990年頃~現在。1990年頃から現在までを指す。

  東西ドイツが統一・民営化され、高速鉄道の時代へ入った。

 

下の画像は、ロコ社製の最新鉄道模型で、EpocheⅠの時代のもので、規格はHOゲージです。

【Roco 製品番号 62165】 SL S3/6 3605 K Bay Sts B EpⅠ DCC Sound

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"K Bay Sts B"は、王立バイエルン邦有鉄道の略称です。

ちなみにロコのサイトを見ると、価格は€439、日本円1€133円で換算すると、なんと! 58,300円。ドイツの消費税と日本の関税がどうなるのか分かりませんが、私めにはちょっとやそっとでは手が出る代物ではありません。

 

おまけに、もう一つ画像を。メルクリン社製のEpocheⅠ時代のものです。

【marklin 製品番号 26731】K.Bay.Sts.B. Reihe D XII

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なぜか、この時代はグリーン系の車両が多いようですね。